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眼科
人間の五感の中でもっとも重要な「視覚」をつかさどる「眼球」の
健康を守るため、最適な診療を目指します。
眼科 外来診療
 
午前 ◎武井 一夫
非常勤医師
◎眼鏡士
  ◎武井 一夫
○角 早諭里
◎武井 一夫
○角 早諭里
○能勢 晴美
○角 早諭里
◎角 早諭里
午後 ◎武井 一夫   ◎武井 一夫
○角 早諭里
  ○能勢 晴美
○角 早諭里
◎角 早諭里
◎…予約患者様のみ診療 ○…予約患者様優先で診察(当日受付も診察します)
[月]非常勤医師:受付は11:00まで。
[月]眼鏡士:メガネのご相談は眼科外来にて予約をお取りください。
[月・水・午後]予約検査のみ。
[水・木]武井医師:9:30診察開始。
[木]角医師:受付は11:00まで。
[土・午後]14:30診察開始。

眼科常勤医師
武井 一夫 (たけい かずお)
武井 一夫 つくばセントラル病院副院長 兼 眼科部長
出身大学 筑波大学
学位・認定 日本眼科学会専門医
医学博士
略歴
1983年 筑波大学医学専門学群卒業
1985年 同大学附属病院医員
1989年 日立総合病院眼科医長
1990年 筑波大学講師臨床医学系
1996~1997年文部省(現・文部科学省)長期在外研究員(米国エモリー大学)
2001年 筑波大学大学院人間総合科学研究科機能制御医学専攻講師
2002年 特定医療法人(現・社会医療法人)若竹会 つくばセントラル病院副院長 兼 眼科部長
~現在に至る

角 早諭里 (すみ さゆり)


眼科外来の現状と私の診療信条
 当院の眼科外来は年齢が50歳代までの患者さんは少なく、70歳以上が7~8割以上を占めています。1か月平均40件以上の白内障手術や抗VEGF剤硝子体内注射(重症な加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞、糖尿病黄斑症の治療)後の管理が必要な患者さんに加え、進行性の緑内障、加齢黄斑変性や、とりわけ透析病床の多い当院では、糖尿病や高血圧に起因する網膜血管疾患の方も多数いらっしゃいます。それら慢性疾患は、ある程度状態が安定しても一定の間隔で診察を行う必要があり、最大限に診察間隔を延ばしたり、近隣の開業医の先生方への逆紹介を増やすことに努めても、外来予約患者数は累積的に増加しており、予約時間よりも大幅に遅れることがある為、患者さんには大変ご迷惑をおかけしております。
 月曜日、金曜日の午前中のみ、筑波大学より非常勤医の出向があり、2診で予約外患者さんの診療を担当しておりますが、その中で手術適応があれば、常勤医(私)の外来で対応しております。従いまして、原則として予約のみ受付としている私の外来待ち時間は、なかなか減らせていないのが現状です。
 さて、2002年6月筑波大学より当院に赴任したとき、私の診療信条として「自分が患者さんと同じ病気になった時、最も受けたい診療を行う」と掲げましたが、それは今でも変わりません。ある病気の治療をインターネットで検索すれば、「最先端機器」の設置、圧倒的な「治療件数」、抜群の「医師の肩書」を目にすることが多いと思われます。それらは重要な病院、クリニック選びの材料になると思いますが、一方で自院による宣伝とは裏腹に、ネット上の口コミ評価が極端に低い施設も珍しくないようです。結局、患者さんは自分で多くの情報を取捨選択して受療施設を選び、実際に満足な結果が得られれば幸いということになります。
 白内障が進行し、そろそろ手術適応の患者さんが、「私は、今度○○に転居しますが、何処の眼科で、どの先生なら安心して手術を受けられますか?」と問われた場合、眼科専門医である私でも、「(信頼できる)生の口コミ評価の高いところ」以外には有用な答えは出せません。私は当院赴任後、白内障手術5692件(2021年7月現在)をはじめ、6000件以上の手術を行ってきましたが、そこで培われた安全対策、患者さんの満足度の維持を最も重視した眼内レンズ選択、様々な難症例への適切な対処法を学ばせていただいております。
 今後も患者さんと同じ病気になった自分を想起しながら、最良の治療を選択できるように研鑽を重ねていきたいと思います。

武井 一夫